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2010年04月09日(金)

自然言語処理に関する授業 第1回 はてなブックマーク - 自然言語処理に関する授業 第1回 - omote87 自然言語処理に関する授業 第1回 - omote87 のブックマークコメント

概要

この授業の目標は、自然言語処理・理解の基礎理論(言語モデル)と基本技術(形態素・構文・意味の解析)の習得である。コーパス統計ベースの最新の技術、機械翻訳や音声言語処理などの応用にも触れる。

自然言語処理の歴史は以下のようになっている。

1940年代末期から1960年代は、自然言語処理黎明期である。このとき機械翻訳 Machine Translation のアイデア(Weaver 1947)や雑誌(1954)・国際会議(1958)が設立された。ALPAC報告(1966)で、コスト的に人間に変わりうる翻訳システムを実現することの困難さ(構文的・意味的あいまい性)が指摘され、基礎研究が重視されるようになった。

1960年代末期から1970年代は、人工知能的アプローチが流行した。フレーム、意味ネットワーク、概念依存理論 Conceptual dependency (Schank)、サブランゲージなどの考え方を用いて実用的な機械翻訳システムの可能性が示された。

1970年代末期から1980年代は、多くの機械翻訳システムが製品化された。また言語学の理論や辞書の役割が注目された。WordNetはいまでも標準的な意味辞書として用いられる。

1990年代からは、コーパス機械学習統計などのアプローチを用いた経験主義に移行した。従来の言語学専門家の知識に基づく純理論主義はコストが大きく、またコンピュータの性能向上や電子データの普及が背景にあった。現在では純理論主義と経験主義の考え方を組み合わせて研究されることが多い。

感想

自然言語処理のひとたちもいろいろ苦労しているんだなあと思った。個人的にはAIアプローチのほうが哲学的な感じで好きなので、最先端の研究が二つの考え方で成り立っているとわかって興味が出た。受講目的としては、教養として自然言語処理の基礎を理解しておきたい。

認知科学に関する授業 第1回 はてなブックマーク - 認知科学に関する授業 第1回 - omote87 認知科学に関する授業 第1回 - omote87 のブックマークコメント

概要

この授業では、心理学脳科学コンピュータ科学の三つの立場から認知科学を扱う。認知科学とは人間の「知」の仕組みを解明する学問である。認知科学は、この伝統的なテーマに自然科学の方法論でアプローチする。

認知心理学脳科学コンピュータ科学は共通点も多く、互いに刺激し合って発展してきた。コンピュータ科学ではノイマンコンピュータによってハードとソフトが分離した(Neumann 1946)(従来の電算機は計算内容が配線に依存しており汎用性がなかった)。脳科学では「心」を脳や神経というハードを動かす「ソフト」であると理解された。心理学では短期記憶研究(1959)を端に、人間の知に関する研究が進んだ。

以下、認知心理学について。

認知とは「知るというこころの働き」および「獲得された知識」である。哲学は知の体系化を目指すが、認知心理学では知をどうやって手に入れるかが問題である。

心理学とは「心」を対象とする「科学」である。心の調べ方には、本人に聞く方法と、外から見る方法(実験)の二つしかない。本人の自覚や言語化には限界があることから、現在では実験、つまり環境条件を変化させて行動がどのように変化するかを観察する方法が主流である。

感想

計算内容が配線に依存する古いコンピュータと対比することで、ハードとソフトが分離すること、つまりコンピュータが汎用的になることの価値をはじめて理解した気がする。

脳科学が心をソフトとしていることは、よくわからなかった。ということは、ニューロコンピュータみたいに人間のハードを模したコンピュータは意味がないということか。もちろん人間に相当するソフトも含めて実装できればかまわないけれど。逆にいえば、ノイマンコンピュータのソフトを工夫することで人間の知能に匹敵できる、のか。ぼんやりと、人間は「脳がすごい」、「神経がすごい」というイメージだったけれど、それだけではないことが示唆されて興味が出た。ソフトとしての心、については今後の授業で考えたい。

情報学における認知科学の位置づけについても考えたい。

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