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メインのブログ(d:id:kiwofusi)は日本語の読めるひとみんなに読んでもらいたいので、作業メモやソースコードなどはこちらに書きます。

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2009年06月16日(火)

[][]ITproメール 2009年6月15日「要件定義の本質は「要求」と「要件」の区別」 15:04 はてなブックマーク - ITproメール 2009年6月15日「要件定義の本質は「要求」と「要件」の区別」 - omote87 ITproメール 2009年6月15日「要件定義の本質は「要求」と「要件」の区別」 - omote87 のブックマークコメント

ITproメール 2009年6月15日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆ ITproメール 2009年6月15日 ◆◆◆
日経BP社 ITpro編集
◇ITproメールは,ITpro会員の皆さま全員に,ITproの見どころや各種イベント/セ
ミナー情報などを無料で配信させていただくものです。
このダイジェスト記事の全文は,「ITpro」のホームページでご覧になれます。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/
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ITpro/ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◆目次◆
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◆ 要件定義の本質は「要求」と「要件」の区別

◆ 日経SYSTEMS 実践セミナーのご案内

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□◆要件定義の本質は「要求」と「要件」の区別
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「あなたは要件定義の本質がわかっていない」。数年前のことだが,要件定義の特
集を書いたとき,その記事を読んだ取材先のAさんから手厳しい指摘をいただいた。
その特集では,「要件定義」ではなく「要求定義」という言葉を使った。これがわか
っていない証拠だというのだ。

要件定義か,それとも要求定義か--。今でもそうだと思うが,どちらの言葉も使
われている。当時,どちらの言葉を使うかは,取材先によって違った。ただしどちら
も同じことを意味していたので,あまり気に留めなかった。「用語は統一してくれよ
」とデスクから言われていたので,どっちがいいかなという感じだった。ちょうどそ
のころ,「要求工学(Requirements Engineering)」という考え方が欧米から入って
きて特集の1パートをその解説記事に当てることにした。これが決め手となり,要求
定義に統一することにした。これが要求定義という言葉を使った経緯だ。一言で表せ
ば「何の気なしに」である。

要求定義に統一したので,必然的に特集記事では「要件」ではなく「要求」という
言葉を使った。Aさんが苦言を呈したのは,要求定義という言葉に統一したことより
むしろ,特集記事で要件と要求を区別していなかったことだった。

Aさんによれば要件と要求は明確に異なる。ユーザー(利用部門やユーザー企業)
が「こんなシステムにしたい」というのが要求。それを分析し,最終的に新システ
ムに反映させるものに練り上げたのが要件である。言い換えると,分析によって,
ユーザーの要求を練り上げ,要件として確定させる。

Aさんの問題意識はこの分析にあった。簡単に言うと,次のようなものだ。

要件定義がうまくいかない最大の原因は,ITエンジニアの分析能力が不足しており
「こんな機能が欲しい」「こんな使い勝手にしてほしい」というユーザーの要求をそ
のまま要件にすることにある。ITエンジニアは自らの責務として,要求を分析しユー
ザーの合意を取りながら,要件を確定させなければならない。

こういう問題提起を,Aさんは特集記事に期待していた。ところが,特集のタイト
ルに「要求定義」の文字が躍り,記事中には要件という言葉は見当たらない。要求の
分析方法は書いてあるが,記者は本質がわかっていない。Aさんはそう感じたのだ。

記者は今,Aさんと同じ問題意識を持っている。ユーザーにとって役に立ついいシ
ステムができるかどうかは,分析の出来によるところが大きい。それだけに,ITエン
ジニアの分析力が問われている。日経SYSTEMSでは,この分析力を含む要件定義のス
キルを高められる「すぐに現場で使える 手戻りなしの要件定義テクニック」という
セミナーを企画したのでぜひ参加してほしい(詳細はこの記事下の告知を参照)。

思えば,記者の仕事にも同じことが言える。「取材先がこう言っていたので」とい
うのは,新人記者しか使わない言い訳である。真意を推測したり裏を取ったりして練
り上げることによって,記事の質を高めていかなければならない。分析は簡単ではな
いし,ある意味で手を抜ける。しかし記事の質は,分析で決定的に差がつく。それだ
けに,Aさんに指摘されるまで要件と要求の違いに問題意識を持たなかったことは,
記者として情けなく感じている。記者もまた,分析力を磨いていく必要がある。こう
肝に銘じている。
(中山 秀夫=日経SYSTEMS)
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